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2010 闇に葬られた事件の数々――フォックスコンから上海大火災まで

2011年01月08日

【新唐人2011年1月9日付ニュース】中国では2010年、数々のショッキングな事件が起こりました。28階建ての高層マンションが跡形もなく焼け落ちたり、強制立ち退きの被害者が自宅の屋根の上で焼身自殺を図ったり、台湾系企業“フォックスコン”の連続飛び降り自殺など。しかしどれも、情報源が絶たれ、やがて忘れ去られていきました。

 
2010年に起きた大事件、すでに記憶の闇に葬られたかのようですが、ネットではまだ根強く生き残っています。例えば、政府のインフレ措置を皮肉った“制御すればするほど値段が上がる”、“父親に権力がないことを恨む”などです。
 
フォックスコンの連続飛び降り事件も衝撃的でした。8人、9人、10人と連続で飛び降りたものの、結局、真相は闇の中です。
 
官僚の息子が河北大学の女子大生をひき殺した挙句、暴言を放った事件では、結局、46万元で被害者を黙らせたそうです。
 
中国で深刻な暴力的な立ち退きに対し、官僚からは驚くべき発言が続出。“立ち退きで知識人は生活している”“強制立ち退きがなければ、新中国はない”など。つまり、GDPのためなら、立ち退きを妨害する人はみな、投獄されるのです。
 
一方、去年12月25日、浙江省楽清市の銭雲会元村長が大型トラックでひかれて亡くなる事件が発生。ネットには、政府の土地の接収に反対したため、当局の報復に遭ったとの告発が載りました。
 
また“香港の中学生から見た中国の大事件2010”のうち、3つのニュースが中国では見られないなど、中国では権利が大きく制限されています。
 
1位は“ノーベル平和賞、大陸の人権問題が話題に”、5位が“四川大地震の手抜き工事の追及者が5年の刑に”、7位が“毒ミルク事件の被害者の親が有罪に”
 
 “南都週刊”は、“2010年失踪した事件”というタイトルでこう述べました。“我々は権力の横暴を目にする。情報を探っていくと、いつも最も密集しているところで、同時に途切れる。注目の事件は、最も肝心な時に、ブラックホールに入り込む”
 
これらの真相の背後には一体、どのような秘密が隠されているのでしょうか。その秘密こそが真相なのでしょう。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
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